木村花さんのことは知らないのに、ぶっちゃけ泣いた
インターネットが人を殺す時代
恐ろしい時代というかなんというか・・・
木村花さんという方がお亡くなりになった、というニュースが舞い込んできた。
テラスハウスなど全然興味がなかったのだが、プロレスラーという職業と見た目の可愛さで興味を持った。
死因が気になる
自殺、とのことだがまだまだ若くて伸び盛りの女性、なぜ亡くなったんだと思い調べてみた。
目次
1.死因はSNS!?
出演しているテラスハウスという番組でひと悶着あり、その苦情が彼女自身のSNSに来ていたようだ。
内容は、「もう出演するな」等々・・・
いや、木村さんに親でも殺されたのか・・・?
うーん、自殺を選択しなければならないほど追いこまれていたということだが、そりゃこんなこと言っちゃどう考えてもダメですよ。
考えてもみてください
普通に生活してていきなり「早く消えろ」と理不尽に言われて悲しくならない人っています!?
あまりにもかわいそうだ!!と思います。
悪役プロレスラーということも叩かれる一因かもしれませんが、誹謗中傷の免罪符では決してありません。
2.他にもSNSで自殺が
最近だと、パナソニック産機の事件が有名だな
SNSでモラルハラスメントが気軽に行える時代になってきたということだ。
ネットのクローズドサークルで愚痴を書くならいくらでも書いていいと思うが
周りの見ている中で公然と面と向かって直接、誹謗中傷を行うのは確実に相手のメンタルを追い込むことになると、ネットを使う以前に肝に銘じたほうがいい。
3.SNSが文字を凶器にする
ペンは剣よりも強しという言葉があるが、あれは元々ジャイアニズムからきた言葉だからな
ネガティブな文字は精神的凶器であり、不特定多数の人間から罵詈雑言を浴びせるなど、浴びせられた本人からすると狂気でしかありません。
間違いなくトラウマものです。
ネット上の罵詈雑言、過剰な煽りや人格攻撃の特徴を、個人的に考え付くものを上げていきましょう。
・ネガティブな言葉がずっと画面に残ってしまう
・相手がどういう人かわからない場合、得体のしれない恐怖を感じる
・ピエロ業(人前に出る仕事)をやっている人は他人の評価で商売している側面があるので非常にその言葉を気にしてしまう。
・ネットワーク上だと会話よりも質の低いコミュニケーションしか取れない(表情、声の抑揚などで判断できない)
・誹謗中傷内容が強制的に目に飛び込んでくる。
・誹謗中傷を行っている人間の自己顕示欲を満たしてしまう
・中傷を複数人が行っていると、それが正義のように思えてくる。
最後の二つについては、「加害」している人たちの一種の心理的要因です。
リアルでは面と向かって言えないことを気軽に言える、そして、激しい言葉を使うと目立つ
激しい言葉を使って目立っている人が「当然のように」自分の言い分の正当性を周りに説く、そして周りもその正当性に乗っかり
「正義の鉄槌」
を下し始めるのだ。
なぜかというと、大衆は愚かだからである!
philosopher-concerto.hatenablog.com
4.自戒
画像は、三年A組、今回のことも連想できる内容のドラマです。面白かった。
こう長々と書いてきたが、私もガラケーやWin98のころからネットでいろいろ見てきたし実際に罵詈雑言を浴びせられてそのあと、オーバードーズで亡くなった方も目の当たりにしてきた。
いろいろ動画コンテンツやネットに浸ってきた人生だからこそ、こういう時には声を大にして言わなければならないと思う。
「画面の先には人がいる、その人の表情、感情などがわからないまま、今この文字を送ってしまってよいのだろうか?」
と、enterを押す前に、考えよう。
自分への戒めも込めて記します。
殺伐とした世界は、日本人に合っていないと思う。
やっぱり優しい世界がいいよ・・・。
5.政治の話は今回関係ない
なんというか政治の話をこの件に絡めて色々発信している方々がいるようだが、木村さんとそれとは別物だと思います。
民主主義と国民主権の国家なのですから、政治を批判するのは当たり前です・・・。
でもいき過ぎはよくないでしょうね、人格攻撃や精神攻撃は政治家に対してもよくないことです。
以上、ぶっちゃけトイレでこのニュースを調べていたのでトイレットペーパーで涙をふくことになりとても汚かったという所感を最後に残して締めたいと思います。
木村花さんのご冥福をお祈り申し上げます。
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