前回:日本経済の現状!衰退の原因とは? 【奇跡の経済教室より 上】 - 哲人コンツェルト
登場人物:
中野剛志先生:奇跡の経済教室の著者。割とお茶目。今回についても同様に、原則として書いてあること、および氏が言ったこと以外は書かないものとする。
代弁者:ブログ主の意見と補足を行う。以前ガールズバーに行ったときに、話してた女性がBL好きの瀬戸康史ファンで「瀬戸康史は受けですよ」とか言われたときに
Youtuberの瀬戸弘司と勘違いして「え、意味が分からん」と言ってしまい、その女の人に怒られたが、俳優のほうでも意味が分からないと思う。う〇こではない。
似非プラトン:ツッコみ兼司会担当。レバーを低温調理するとうまいことに最近気づいた。
アホの人:アホ、話しかけてないのに反応するタイプ。この世の闇。
<今回もどうぞよろしくお願いいたします。
<いえいえ、今回は「日本経済を成長させるにはどうすればいいのか?」という観点から説明してもらいたく存じます。
<そんなのは簡単なことなんです。デフレ脱却を政府の責任で行えばいいんです。平成の日本経済がダメになったのは日本の企業のせいではありません。デフレ脱却に失敗している政府のせいなのです。
<実際、政府の責任で経済停滞は起こっている現状だ。其処は直視しないといけない。
<政府はどうすればよいのでしょうか?デフレ対策の具体的な施策について紹介していきましょう。
<まず、政府は自ら需要を増やさなければなりません。例えば社会保障費や公共事業費を拡大するのです。つまり「大きな政府」を目指す必要があります。
<は?これ以上、社会保障やら公共事業を拡大する?そんなん計画経済やんけ!?社会主義や!!!
<いやいやいや、違う違う。社会主義は配給制だとか、モノの価値を政府が決める経済体制で、またそれとは違うでしょう。完全な社会主義が成り立たないのと逆に、完全な資本主義社会が成り立たないのはわかるかな?
日本や世界のほとんどの国は混合経済という経済体制をとっていて、例えばデフレ下なら「大きな政府」と、インフレ下なら「小さな政府」と上手くコントロールしてきたんだ。デフレ下でズッと「小さな政府」を目指してきたのが悲しいことに、日本政府なんだけどね。
<デフレ下ではグローバル化や競争力の激化などはデフレ圧力なので避けたほうがいいでしょう。また、国民に必要なのになくなってしまうような産業や失業者が一気に増えてしまう事業に関しては、一時的に国有化してしまってもいいでしょう。
<なるほど・・・。構造改革や規制緩和が「小さな政府」なら、その逆の施策が「大きな政府」ということですね。
<ここで、財政支出vsGDPの伸び率に関するグラフを示しておきましょう。
世界の中で圧倒的な支出伸び率の小ささを誇る日本の位置に注目してみてください。
<支出もしてないし、成長もしてない・・・。ほかの国は良いバランスだな。
<うるせぇ!なんでも民営化せい、水道もいらへんねん!!!
(どぶ水のんどけよ・・・)
<日本はデフレ対策として「大きな政府」を目指さなければならなかったのに、米国や英国のレーガン政権やサッチャー政権に習い構造改革路線を走り、新自由主義に傾倒して「インフレ退治のためにデフレを神器的に起こす政策」を何年も行ってしまったのです。この間「もしかして政府がやっているのはデフレ対策ではなく、インフレ対策ではないのか」という反省はほとんどありませんでした。
<平成とは新自由主義が座巻した時代と言っていいでしょう。
<うーん、無駄を省くだとか、公務員を減らす・給料を減らすというのは結局、インフレ対策でありデフレを推進させ経済の停滞を招くというのは初耳です。
<最近は公務員たたいときゃ人気がとれる馬鹿な風潮もあるからな、緊縮ポピュリズムというんだ。ぶっちゃけ国家公務員の知り合いなんて腐るほどいるが残業時間100時間越えなのに残業代もらえないなんてのもザラだぞ。
公務員ですらブラックの日本、いやになっちゃうな。
<公共事業費が大きすぎるから日本は経済成長しないという、公共事業悪玉論なんていうのがあるのだがそんなのはもってのほかだ。
下記を見てほしい。
<現在でも公共事業費は多すぎるとかいう政治家はいるが、それは現実が見えてない証拠だ、実際は1998年ごろから今までずっと削減されてきた部門であり、高速道路についても世界と比較して圧倒的に少ない。
<逆に公共事業費と経済成長を合わせて考えるとわかりやすいかもしれない、公共事業費の増減に合わせてGDPについても増減している。
<え?何このひと、いきなり正論語りだした・・・こわっ!!!
<なんとなく理解できました。じゃあ、財政出動すればいいんですね。簡単なことです。
<は?馬鹿がそんなことしたら財政破綻するだろうが、アホが
<OMG! まだそんなことをいう人がいるなんて・・・。
(さっきまで公共事業費が少ないとか言ってたのに、一体何なんだ・・・)
<来ましたね、財政破綻について。
財政破綻などは起きません。こちらについては次回、詳しく論じていきたいので続きの記事を拝見ください。
よろしくお願いいたします。
→次回へ続く
財政破綻は本当に起きないのか・・!? 【奇跡の経済教室より 下】 - 哲人コンツェルト
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